...It cannot be helped,
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バレンタインネタ。

第一段…ディノヒバ


(もしかしたらディーノさんの誕生日ネタから続きみたいになってるかも)












「委員長!こちらの回収完了しました!!」

「ありがとう、まとめて処分するからそこに集めといて」

「分かりました」



意見を了解し指定された場所に回収したモノをバッと置いた。山のように積み重なっている。沢山のチョコの山。今日は2月14日・・・バレンタインデー。男女ともに楽しみにしてるイベントのひとつ。友人にあげるもよし、好きな人に思いを伝えると同時にわたすもよいし。男子は貰うのを待つしか出来ないが、義理でも飛び上がって喜ぶ奴もいる。そんなイベント。だけど僕には関係の無いこと。しかもチョコは不要物のひとつ。そのまま放っておくわけにはいかない。僕は毎年ながら下駄箱に入っているだろうチョコたちを回収していく。全学年のを回収するのだから色んなチョコの発見はある。女子の下駄箱にチョコが入っていないのは当たり前。しかし女子と混ざったかのようにチョコが入っていない男子の下駄箱も存在していた。僕は小さく鼻で笑った。ほかに回っていれば明らかに手作りだったり、綺麗な市販のものだったり。綺麗なものばかりで回収甲斐があった。


2・3年の下駄箱は少ししかなかった。一度くらったことを二度も食らうわけが無い。どうせ自分達の手から渡したりしてるのだろう。そう思いながら最後であろうチョコに手を伸ばした時――









「待ってください!!」



女の子の声がした。眉間の皺をピクっと動かし、後ろを向く。あまり見かけない子だった。髪は漆黒気で肩まで伸びており、なにも手をつけていなかった。その子の顔は必死だった。



「あ、あの!なんで人のモノを黙って勝手に回収しちゃうんですか!?酷いですよ!!」


「酷い・・・?僕は不要物を回収してるつもりなんだけど。酷いなんていわれる筋合いはないよ」


「酷いです!なかなか気持ちを伝えられない子達にとっては絶好のチャンスなんです!!みんなの分をもとに戻してください!!!」





僕は彼女の言っていたことをほとんど聞いておらず、別のことを考えていた。








「君は何?僕に咬み殺されにきたの?」

「違います!!私は――」


「君・・・うるさいね。弱いほど吠えるものだよ」






サッと何かが銀色に光った。雲雀は彼女を黙らそうとトンファーを出してきた。動きはそのまま綺麗に流れ、少女に向かってトンファーが振り下ろされる。











パシッ



「!!?」



止められてしまった。




「恭弥・・・血のバレンタインでもしたいのか?」





金髪の彼に攻撃を止められた。昼に来ると言っていたことを今更思い出す。女の子はそのまま口をパクパク動かし腰を抜かした。ペタリと座り込み、恐怖のあまり影で見ていたのか彼女の友人らしき女子達が駆け寄った。女子達は「すいません!この子が!!!」「許してあげてください!!」などと必死で誤ってきた。僕は勿論、許す気はなく――





「なに言ってるの?咬み殺さないと許すわけないでしょ?」

「恭弥!!!なにがあったかしらねぇけど、女に手なんかだすなよ!しかもお前は弱い奴にはなにもしないだろ?」

「彼女から咬み殺されにきたんだよ?それに機嫌が悪い。今すぐ咬み殺さないと・・・」


「おまえなぁ!!なんでも自分の気分で動くな!!!周りがどんに振り回されてるか分かってんのか!!!!」


「・・・・・」







沈黙が漂ってしまった。女子達はすいませんでした、とあやまりながら姿を消した。丁度昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り、下駄箱で二人立ち尽くしていた。雲雀はさっきからずっと顔を下に向けたまま黙っていた。ディーノはそんな雲雀の近くに置かれたチョコの山を見つめながら話しかける。






「・・・恭弥、チョコ回収してたのか・・・。」

「・・・・・」

「折角作ったきたのに・・・」


言いながらチョコの一つを手の持って眺める。



「大切な奴思い浮かべながら作ってたと思うぜ?」

「――rさい」

「んぁ?」

「うるさいよ。」

「恭弥?」

「僕はみんなに迷惑かけてるつもりなんてないし・・・第一、あなたに言われたくない」


「なんだよ、気にしてんのか?」

「僕がいつ、あなたに迷惑かけたっていうの?」

「・・・ぇ?」

「僕があなたを好きだって言ったのがほんとは・・・迷惑だったの?」

「ちがっ・・・なに言ってんだよ、恭――」


「僕が好きなんて・・・あわせなくていいよ。迷惑だったなら迷惑ってはっきり言えばいいのに」

「・・・」

「仕事中だから・・・帰って」

「恭弥!!!」

「・・・」




雲雀は黙ったままチョコの山に近付き部下達を呼んだ。そしてチョコを部下達に持たせ、姿を消した。ディーノはひとり取り残されていた。



「日本語って難しいな・・・」





















「委員長・・・」

「・・・」

「委員長!!」

「!・・・なに?」



話しかけてきたのは一番信頼関係のある草壁だった。厳つい顔に立派な髪。相変わらずだ。そんな部下を目だけ動かし見つめた。あまり浮かない顔をしていた。たいてい僕の前だと浮かない顔ばかりだけど・・・今日は一段と。



「えーー、委員長宛てにいくつかチョコが・・・」

「変わったこもいるんだね。そっちから渡してくるなんて」

「いえ、ふつうに・・・好意を抱いているとおもわれます・・・」

「結局捨てるのに・・・早く処分して」

「折角作ってもらったんですから・・・目を通すぐらいは・・・」

「・・・君もそんなこと言うんだね。いらないよ、そんなもの。捨てて、これは命令」

「はっ、はい!すみません!!!!」


草壁は急いでチョコを持って姿を消した。慌てすぎだと思う。草壁が姿を消した扉を見つめていた時、草壁が持っていたチョコの一部だろうか。草壁が急いだせいか、小さな手紙が落ちていた。僕はため息をこぼし、腰をあげその手紙を拾う。



「これも処分・・・」




そう呟きながら手紙に目をやると・・・







【恭弥へ】





と汚い字で書かれてあった。誰かすぐに分かった。女子でこんな字はありえないし、僕を恭弥なんて呼ぶ人・・・・あの人くらいしかいない。その手紙は二つに折られておりすぐに開くことができた。一回目をそらし、ゆっくり手紙に視線を向ける。正直、読みにくい。しかし内容は淡々としていて




【ほうかご】

【おくじょう】






と書かれていた。・・・。屋上。僕があの人とよく戦う場所。戦うつもりなのだろうか。どうせ僕のことにたいして好意なんて抱いていないのだろ。あの顔だ。見るからにして女と遊んでいそうだ。僕もその一人として扱われていたのだろうか。・・・認めたくない。迷惑かけてるなんて・・・・思われたくなかった。僕は頭の中でいろんなことを考え手紙をクシャリと握った。そしてクシャクシャな手紙をポッケに突っ込んだ。



「あっちが悪い・・・」































あっという間に空はオレンジ色に染まっていた。夕日の光が金の髪にいい具合に光っていた。キラキラと綺麗な色を増していた。網に寄りかかりながら校庭・・・生徒達が下校するさまを眺めていた。すると見覚えのある人影を見つける。



「ツナぁ!!!じゃぁーなーー!!」



大声で綱吉に向け手を大きく振っていた、すると・・・










「人の学校で大声出さないでくれる?非常に迷惑」




冷たい声が響いた。冷たい声なのにディーノはなぜか笑みをこぼしていた。そして冷たい声のするほうを向いた瞬間――








ビュン!!!




「うぉ!!」



かかってきたトンファーを急いでかわした。雲雀は話すきがないのか戦うきできたのか、容赦なく襲い掛かってくる。まだ怒ってる。




「なぁ!恭弥!!・・・っ・・・」




かわしながら話す。そうするしかない。






「なぁ・・・ここ・・・来たって・・・ことは・・・チョコ食った・・・のか?」


「貴方馬鹿?僕が素直に貰うわけ無いでしょ?」

「・・・?」

「なんで来たかって顔してるね・・・いいよ。教えてあげる」





相変わらず動きは止まらず攻撃し続ける。








「奇跡的に手紙が落ちた・・・それだけ」

「そりゃ、とんだ奇跡だ・・・自分自身でここに来たのもたまたまか」

「そう思ってれば?ただ気付いたことがあったからきただけ」

「・・・・・」


ビュン――   ビュン――!!
かわすたびに響く音。雲雀はその音を聞くだけでも楽しく感じていた。






「僕じゃない・・・僕が振り回してるんじゃない・・・」

「・・・!?」



ピタリと雲雀の動きが止まった。ディーノは顔を上げ雲雀を見つめる。雲雀の表情は笑っていた。下から睨むような目つきだった。そしてつりあがっている口を動かす。



「振り回していたのは貴方・・・」

「・・・・・」

「貴方を好きななってしまったのも」

「・・・」

「貴方に怒ったのも・・・全部貴方のせい。」

「恭弥・・・?」




雲雀は顔をふせた。それでもまだ喋り続ける。






「貴方が毎日毎日僕のところに来て・・・追い出してもまた来て・・・それが日課になって・・・・・楽しいなんて思っちゃったりしてた。・・・。」

「・・・・お前の本当の気持ち聞けてよかったぜ。お前g――」

「あと、これ」





ディーノの言葉を聞かずになにかを差し出してきた。薄い水色をした上にポンポンといくつもの水玉模様がプリントされていた。そしてリボンが飾られている。これは・・・!と察知しその箱に手を伸ばした。



「恭弥ぁ!!!ありがとu――」



スコッ!!!



「あがぁぁ!!」





もらおうとしたのに、あちらから箱が飛んできてディーノの顔に直撃した。そのままボトっと箱は床に落ち、綺麗な形が崩れていた。ディーノは声が出なく口を大きく開けたまま箱をジーっと見つめた。すると上から「ふん」と鼻で笑うのが聞こえた。そして顔を上げる。



「恭・・・弥・・・?」

「貴方でもチョコもらえたらうれしいんだ・・・」

「そりゃ、恭弥からもらえればなんでもうれしい・・・のによ。なにしてくれてんだよ!!」

「僕がチョコ持ってくると思ってる?」

「ぅ・・・。じゃぁこのチョコ」

「誰かの」

「ひでぇ扱いだな」

「貴方がうれしそうに貰おうとするから」

「俺のせいかよ」

「他の人からもらったりしないでよ」

「ぇ・・・」




そういうとくるりと後ろを向き扉に向かって歩く。




「きょっ、恭弥!!なに帰ろうと――」

「そのチョコ・・・かたずけておいてよ」





バタンと大きな扉が閉まった。色々言いたいことがあったのに・・・。しかもこのチョコかたずけろとか。ひでぇ扱いだな。人のっつってもな・・・。 ディーノは箱を取り上げる。そして眺める。――このチョコ、好きな奴でも思い浮かべて作ったのかもな。そう思いながら箱をあけて中をのぞいてみる。中は大して崩れていなかった。そして端っこに手紙があった。それをつまむ。一応これは人のもので勝手に中身を見るなんて事はしない(といいつつも箱の中をのぞいた人)そう思って戻そうと手を動かす。しかしディーノはその手紙に意外な文字を見つける。



「【ディーノへ】・・・?」



ディーノは一人その文字を眺める。そのまま手紙を開く。そこにはディーノ自身が書いた手紙のように少ない文で、違いといえば字の綺麗さ。綺麗な文字で文がつずられている。その文字を目で追っていく。





【ディーノへ】



【今日は帰りが早い】

【貴方が前待ってたとこにいるから】















「・・・可愛いことするな」














自然に笑みがこぼれた。そして手紙を持ったまま校庭の方に顔をむける。そして校門へと視線をあわす。そこには黒い学ランを纏う目立った影があった。





俺は箱からチョコをつまみ口に運ぶ。

















「うまいな・・・。これ市販か?」



END










オマケ

草壁「青春ですね」

ロマ「そうだな・・・」

草壁「恭さんが心を開く人が現れて安心だ」

ロマ「そうだな・・・ところであのチョコ、あのガキが作ったのか?」

草壁「いえ、さっき作ったばっかで・・・恭さんのたのみで高級チョコレート店の方から作っていただきました」

ロマ「(どんなガキだよ)・・・それであのガキ・・・あのチョコ投げるなんて・・・」

草壁「それが恭さんですよ・・・」




屋上のタンクから見守っていた2人でした。















(後書き)

バレンタイン小説一つ目かんせーーい!!!・・・バレンタイン関係なくね?・・・不満な点大有り?私もだ!!(おい)深くは語りません・・・。まぁ結局雲雀さんはチョコ渡したってことになるね(´ひ)しかも高級(OДo)それを簡単に投げられるのは雲雀さんだけさ☆


あーー、予定ではあと、ロロルル(ギアス)とロクティエ(仮(00)も完成しなければ!!

ぜんぶできるかな
小説〈復活〉 | comments(1) | -


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comment
他の子のバレンタインは台無しにしたのに、結局自分は楽しくバレンタイン満喫ですかwww

あまりにまとまっていなくて、ちょっとモヤモヤが残りました。
from: 華南 | 2013/01/10 1:56 PM